簪(かんざし)について | 蛾衣の京劇衣箱

簪(かんざし)について

今日は京劇の舞台で強い照明を浴びてキラキラと輝く簪のお話。
私は最近これに凝ってます。とても高価な物に見えますが石はガラス土台は銅で出来ています。本物の宝石であれば土台も銀やプラチナなどで石もルビー、ダイヤ等これだけの物を作れば数千万はするでしょうね。(笑)

画像は古装に使う簪ですが左は箱にセットで入っている物です。ちょっと高級な物(京劇のレベル)ですが右は北京の劇装店で見つけた地元の劇迷(京劇ファン)がオーダーした特注品です。通常は7尾の鳳凰(左)ですがこれは9尾で左右の羽根がバネで固定されて役者が歩くと羽根も動きキラキラと光を反射し舞台を更に幻想的にする演出効果があります。

京劇に嵌るまではジュエリーなどの飾りなどにはまったく興味が無かったのですが今では簪を色々と買い集めコレクションするまでに。
女形をやると気持ちまで女性化するのか綺麗な簪を眺めているだけで幸福な気分に浸れる自分にちょっと驚いてます。