赤い手のひらの謎
京劇を見てる(私の場合は主にVCD)と疑問に思う事があった。役者さんの手のひらがやけに赤いのだ。
不自然なくらい赤く、まあVCDだから画質が悪くて手のひらが赤く見えるのかな?くらいにしか思ってなかった。それに全員でもないし気にはなったがたいした意味は無いだろう?と考えてた。
今までの劇照でも手首までドウランを塗る店もあるし白粉だけの店、何も塗らない店もあるので多分メイクを自分でした役者さんが落とすのを忘れているのだ、と馬鹿な発想までしてた(苦笑)
しかし、前回宋小川先生にメイクして頂いた時、先生は私の手のひら(小指側)にピンクのドウランを塗ったのだ。不審に思った私が聞くと謎が判明した。実は男役と違い女役は手を顔に近づける仕草が多い。しかしメイクで顔をピンクに塗っているところに白い手を近づけると顔が異様に赤く見える。それで手のひらも赤くすることにより顔が浮き上がるのを防ぐのだそうだ。
うーん、深い!京劇は深いです。些細なことでもちゃんと意味があったんですね。
今日の3枚で前回のお気に入り劇照写真はお終いです。
今度はこの店で衣装持参で劇照して来ます。重いけど(笑)
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