クリスマス大作戦3 | 蛾衣の京劇衣箱

クリスマス大作戦3

忘れないうちに続きを書かないとね。そろそろ認知症になりかかっておりまふ(笑)

劇照を終えた私はお店の電話を借りて夕食の相手の友人に連絡をした。「お茶を一杯飲んだらそちらに向かいます」「はい、では5時45分に学院の門でお待ちしてます」「よろしく~」と笑顔でお店を後にして表でタクシーを捜す。


しかし、ここで悲劇が始まった。金曜日の夕方、噂のラッシュが始まり空車は皆無、やっと停めた空車も続けて4台乗車拒否!!ぐはーっ!!時間だけが悪戯に過ぎて行く。5台目のタクシーを捕まえ戯曲学院の名刺を見せるとどうやら行ってくれるらしい。ここでは駄目だ!と運ちゃんは交差点に車を移動、私は荷物を担いで後を追う(笑)やっと停まったタクシーにお姉さんが助手席に乗り込む??「ちょっとー!そりゃ無いよ~!」ここで怯んでは約束の時間に間に合わない。気合で後部座席に荷物を放り込みお姉さんを追い出して無事に発進!運ちゃん!急いでくれ~!!


しかし、甘かった!甘かったです。ものの5分で大渋滞に嵌りタクシーはまったく動かない。時計は既に45分を指している。運ちゃんも相当イライラしているのか罵声を上げたり舌打ちを繰り返す。(汗)オイラも泣きたいよ。脇をスリ抜けるチャリの方が遥かに早い。MUMUさんの忠告が頭をよぎる。なんたる失態。


友人の末永さんを北京の寒空の下待たす事1時間。転がるようにタクシーを降りた私を末永さんは笑顔で迎えてくれた。本当に申し訳無いです。「逢えて良かったです。何処かへ連れて行かれたかと心配してました。」事情を説明しながら近くの食堂へ歩く。こんな寒さの中1時間も待たせるなんてワシは愚か者です。


前回の写真の件と言い今回の遅刻と言い末永さんには迷惑ばかり掛けている。本当に恥ずかしいです。

ワシの方が遥かに年上なんだけど中身はお子ちゃまだな。(スンマセン)色々と面白い話を聞けて楽しかったです。北京で京劇を学んで見たいなあ、、と漠然と考えていましたけどお話を伺っていると焦る事も無いと言うか私の場合焦っても良い結果には繋がらないことが良く判りました。


2時間近く飲んで食べて語り楽しい時間を過ごした私は末永さんに見送られてホテルに向かった。先ほどの渋滞は嘘のように収まりタクシーは闇夜の北京を爆走(笑)20分でホテルに到着した。しかし、約10秒で変る信号ってどうよ?渋滞の元凶と思うんだけどなあ。まあ、交通システム自体無茶苦茶だからそれだけじゃ無いけどさ。(苦笑)