北京小判鮫日記1 | 蛾衣の京劇衣箱

北京小判鮫日記1

ども!ご無沙汰しておりました。京劇界の変人?敦蛾衣です。

さてさて、上海上陸計画がお流れになってしまいましたがそんな事ではメゲナイ女形。(笑)

偽ママが北京に行くとの情報をキャッチ!!これを逃す手は無いとばかりに小判鮫に姿を変えて7度目の訪中と決め込んだ馬鹿な中年親爺の「北京小判鮫日記」の始まりだよ!

御用とお急ぎで無い方は寄ってらっしゃい!見てらっしゃい!あっ!そこのお嬢さん。その線から入っちゃあいけねえよ!


さあ、時は2006年2月の16日、薄汚れた姿の中年が千歳空港に登場。まずはスーツケースを預けるところで一悶着。重い。目方は25,5kg。「ちょっと重いですねえ。これだと帰りは超過料金になりますが?」

原因は劇照用のMY衣装。(汗)「あ、お土産と飲み物なんで帰りは大丈夫っす!」と笑顔で誤魔化しまずは第一関門突破!昨年の十河さん(35kg)を考えれば軽い方だぜ(苦笑)


東京(成田)は雨。しかし移動は無いので濡れることは無い。デカイ鞄の中身はローレライのリクエストが詰まってる。掟破りの45Lサイズだ。成田での第二関門は金属探知機。そこでまた100円ライターを没収される(涙)これが後で泣きを見る結果となることは知る術もない。


何時も飛行中は寝るかゲームで将棋をして時間を潰すのだが今回は映画「男たちの大和」が放映されていて見てなかったので小さな液晶画面にイヤホンで見た。うーん、泣けました。2年前に亡くなった叔父が実際に天一号作戦の駆逐艦「雪風」に乗船し戦っていた生き残りだったので海軍には思い入れが強く漫画家の松本零士氏のファンでもあり「宇宙戦艦ヤマト」をこよなく愛した人間にとっては涙なくしては見れない映画だったのだ。


涙と鼻水を垂らした私は北京に到着。初めて来た時はあれほど異臭(一説には練炭を燃やした臭い)が鼻に付いた空気が今はしない。それほど慣れてしまったのだろうか?まあ2年間で7回も来れば慣れもするわな(苦笑)ホテルは毎度お馴染み「新北緯飯店」の1030号室。エレベーターの直ぐ側で街の灯りも入らない部屋だ。まあ、殆ど寝るだけだから文句は言うまい。


早速、ローレライに到着コールをと試みるがどうも繋がらない。部屋の注意書きを読んで架けるも駄目だ。

「宝辰飯店」では簡単に架かったのになあ????諦めて明日の用意をしてベッドに潜り込んだのは深夜1時を回った頃でした。