ぼちぼちと | 蛾衣の京劇衣箱

ぼちぼちと

うーん、暫く振りのブログだにゃ。小判鮫日記も尻切れトンボだし心を入れ替えて更新するべえ。


で、2日目は内緒のお店で劇照。目的は2個。鉄鏡公主のリベンジと自分の結論が正しいか?を立証するのだ。正直、馬面のオイラには旗装が似合わないのは承知だがそこはそれ衣装が泣くのよ。(笑)

折角作ったのに活躍の場が無いなんて可愛そうでしょ?それにオイラは旗装好きだし。


で、一役じゃ勿体無いし虞姫と鉄鏡公主2着をやることにした。しかし、カメラマンが鉄鏡公主は動きが少ないので虞姫の枚数を増やそうとのたまう。個人的には鉄鏡公主に主力を注ぎたいんだがここで芸術家のやる気を削ぐのも出来栄えに関わるとそれを快諾。


結果は大正解で虞姫の満足出来るものが撮れた。で、鉄鏡公主だが日本から3着持ち込みここでは鳳凰と胡蝶乱舞の2着で撮影。出来は普通かな?やっぱり似合わんな(苦笑)撮影の途中で偽ママが合流しワイワイと撮影。今回の検証は表情。そうローレライが居る時と居ない時では写真の出来栄えが違うと思ってる。

虞姫1-7 虞姫1-6


彼女は劇迷で私の劇照道の師匠?でもある。如何に上手なお店でも京劇を学んでいない素人で電信柱の如く立ち尽くす北京語の判らない親爺が役者の真似をしても結果は目に見えてる。自分でイメージしている顔と写真が見事に違うのに落ち込む事、数度。しかし、ローレライが居ると空気が変る。振付師とカメラマンの言葉を正確に伝え私の駄目な部分を指摘し修正してくれる。表情もそう。撮影中は自分の顔が見えない。当たり前の話だが困るんだ。歳なんで笑うと皺が出る。良くて婆さん、悪けりゃ爺さんだ。(涙)


微笑みってのは非常に難しい。簡単にはモナリザのように微笑めないのが現実。女性なら当たり前の微笑みも親爺が微笑むのはどうよ?練習も出来ないじゃん!!(キモイし)今回は虞姫だったんでそうヘラヘラ笑えない。覇王の前では気丈に笑って見せるが心中では泣いている。その複雑な気持ちをどう表現するかが問題だ。憂いを秘めた顔なんてしたこと無いもんね。(苦笑)