行くぞ上海! | 蛾衣の京劇衣箱

行くぞ上海!

皆様、ご無沙汰しておりました。

此処のところブログを更新するような京劇の活動も出来ず悶々とした日々を過ごしておりましたが恩師「十河さま」より上海上陸作戦再開の打診があり一に二も無く飛びついた次第。(笑)


一般的に中国旅行と言えば香港、上海などの観光都市だがオラは何故か?北京ばかり7度。それは其処に京劇があるから。

しかし、上海にも京劇がある。我が国でも同じ芸能が地域によって呼び名が変るように(上方落語や大阪漫才)中国では北京の京劇京派、上海の京劇海派と呼ぶそうな。そしてご他聞に漏れずファンは言い争う(苦笑)「古典的な京派」「新し好きな海派」

「伝統を守る京派」「時代に合った海派」など外野は喧々諤々。


まあ、オラは正直どっちも好き(爆)理由は簡単で深く意味が判らんから衣装が綺麗ならOK!(アホ)しかし、上海には行ったことが無いので比較対象できんかった。ので今回の上海上陸を非常に楽しみにしてる。多少は慣れた北京と違って上海の空港も税関もホテルも劇場も全部初めてだからドキドキしちゃう。(田舎者)


でね、今回の作戦は2日目がメインで今年6月にお世話になった京劇俳優「厳慶谷先生」を尋ねて上海京劇院にお邪魔して色々と画策しちょる。(笑)勿論、劇照は欠かせない行事だが今回はなんとあの有名女優「史敏さん」の衣装を借りて「昭君出塞」の主役「王昭君」の劇照を行うんよ。自分的には王昭君=史敏さんと言うくらい凄い役者さんで日本でもファンが多い。(美人で素敵)


例えるなら裕次郎記念館の展示品の服を借りて小樽港の岸壁でマドロスパイプを咥え「汽笛が俺を呼んでるぜ!」とか呟きながら舫に片足を掛けてカメラマンに写して貰うようなもんです(変か?古い?)裕次郎ファンなら一度は憧れるシュチエーションだ。


他には厳さんの案内で劇装店訪問や上海京劇院の衣装見学、そして晩餐会など23日はお楽しみが目白押し。22日は観光?とお買い物。24日は観劇とお買い物かな?慣れた北京と勝手が違うのであまり一杯は詰め込まないで余裕のある旅になりそうだ。北京は毎回駆け足だからね。(笑)まあ、どっちもやりたい事が多すぎるのが難点だけどそれは贅沢な話さ。


さて、来週の今頃は上海で夢のような体験をしてることでしょう。無事に帰ってこれるかな?